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観光都市京都について観光都市京都について

はじめに

京都は、世界で注目される観光都市です。千年以上にわたり日本の都があった場所として歴史を伝える文化財や伝統が受け継がれ、国内はもちろん、海外からも多くの人が訪れています。その数は、年々増える一方。今、訪れる人をより質の高いもてなしで迎えるための担い手が必要とされている「京都の観光産業」について、お話を聞きました。

おはなし

  • 南本 尚司(みなみもと ひさし)さん京都府商工労働観光部観光政策課長
  • 昭和59年、京都府庁。総合就業支援室勤務などを経て、
    京都府商工労働観光部観光政策課長に就任。
    京都の観光振興を目指すうえで、観光産業の発展を重視し、関連企業の経営改革、労働環境の改善などに力を注ぐ。

観光都市としての
京都の現状とこれから京都市内と京都市以外の地域における
観光の現状

  • 京都を訪れる観光客の、
    ここ数年の動きについて
    教えてください。

    京都には、多くの観光地がありますが、“京都観光”といえば、神社仏閣や祇園といった「京都市内」のスポットが中心。2016年に京都を訪れた観光入込客数は約8千700万人ですが、そのうち京都市内が約5千500万人、その他の地域が約3千200万人となります。京都府に占める京都市の大きさを考えても、かなり一極集中しているのが現状です。

    しかし、京都の魅力は、日本三景に数えられる天橋立や舟屋で知られる伊根、かやぶきの里をはじめ日本の原風景の残る美山、宇治茶の産地として知られる山城地域など、京都市内だけに留まりません。京都府では、観光客の多い京都市内の観光整備はもちろん、もうひとつの京都エリアへの誘客を行い、京都市以外の各エリアの魅力を「海の京都」「森の京都」「お茶の京都」「竹の里・乙訓」といったキーワードで発信しています。観光入込客数はやはり京都市に集中しますが、京都市以外の数も増加しており、2016年は過去最多になるなど、一定の効果も出ています。

【府内観光客の状況】
府内観光入込の状況京都府観光入込客調査報告書
  • 観光関連の仕事は「人手不足で忙しそう、
    休みが少ないイメージ」という声もあります。
    現状はいかがでしょうか?

    京都市内もその他の地域でも、観光客に対して受け入れる側、もてなす側の数が見合っていない状態で、人手不足なのは確かです。京都には、歴史や自然といった観光資源となる要素が豊富にあり、特に中北部においては今後さらに発展していく可能性がありますが、そういった資源を活かして観光につなげるための人材も圧倒的に不足しています。
    労働環境については、企業によって様々で一概には言えませんが、それらの問題に対しては我々行政でも力を入れて取り組んでおり、企業側への働きかけもしながら改善していきたいと考えています。

京都の観光産業のこれから

  • 今後、京都の観光産業には
    明るい未来がありますか?

    観光産業は、多くの関連産業も含めて勢いがあります。2020年の東京オリンピック・パラリンピック、その翌年に関西一円で開催されるワールドマスターズゲームズ関西の期間中はもちろん、それをきっかけに開催後も多くの人が日本を知り、訪れたいと思う観光都市となることは、直近の開催国であるリオデシャネイロやロンドンを見ていても間違いないと思います。
    ただ、日本中が観光の発展に取り組んでいる中であぐらをかいていると置いて行かれてしまいます。特にある程度成熟した観光地といえる京都市内では、次の段階として、観光の質を高めていかなければなりません。オリンピックなどの開催後、しばらくは続くであろうブームの中で関連産業の足腰をさらに強くして、また次へつなげていく。これは我々行政の仕事でもあり、観光産業に携わる担い手の方々に頑張っていただきたいことでもあります。

【国内の訪日外客数の推移】
国内の訪日外客数の推移京都府観光入込客調査報告書
  • 京都の観光産業で求められる人材とは?

    大切なのは「京都を好き」であるということ。観光産業に携わる方々には、京都が好きで、常に京都を知りたいという探究心を持っていて欲しい。それがあれば、必要な知識や能力は自ずと身に付いていくと思います。また、語学力については、研修を実施したり、翻訳アプリを利用したりといった企業もあります。本当に仕事に対する熱意があって、組織のためになると思われる人材ならば、雇う側からするとそこは大きな問題ではないと思います。

    今、確実に需要があるのが宿泊業。また、近年注目されているのが「モノ消費」から移行し、着物を着て観光したり、茶道や華道を体験したりという「コト消費」。どの業種、という訳ではありませんが、そういったサービスに関わるところは伸びていくと予想します。

  • 京都で観光関連の仕事に携わることの
    やりがいや
    魅力について教えてください。

    観光が成長産業というのは世界共通です。国際的な競争力を保つために、日本政府も国全体で観光立国を掲げる中、世界でベスト5に入る観光都市の京都(2017年米国旅行有力誌調べ)。そんな京都の観光産業には、それだけの責任があり、その担い手として働くことは、とてもやりがいがあると思います。

    京都市内の観光では、世界有数の観光都市として質の高いサービスが求められます。世界最先端の観光産業に従事しているという自負、誇りを持って働く。また、一方で、京都市以外の地域では、それぞれの地域らしさをアピールしながら、そこにしかない観光資源の魅力を高める創造的な仕事にも携わることができます。

  • 【京都府の総合満足度グラフ】
  • 観光業への就職に関心のある方へ
    メッセージをお願いします。

    観光産業は、知識や資格を問わない職種が多く、門戸は広く開かれています。京都が好きなら、ぜひ挑戦してみてください。
    京都の観光産業に関しては、我々行政も支援するというレベルではなく、一緒に取り組んでいくべきものと考えています。世界に誇る京都の観光産業を一緒に担っていきましょう!