“着道楽”京都の真ん中・西陣にある老舗呉服商「冨田屋」の第十三代当主として、また「和道会きものマナースクール」の学院長として、多忙な日々を送っています。さらに、西陣に伝わる“心身共に美しく生きる知恵”を少しでも後世に残したいという想いから、講師や講演の依頼も多数引き受けています。
“着道楽”京都の真ん中・西陣にある老舗呉服商「冨田屋」の第十三代当主として、また「和道会きものマナースクール」の学院長として、多忙な日々を送っています。さらに、西陣に伝わる“心身共に美しく生きる知恵”を少しでも後世に残したいという想いから、講師や講演の依頼も多数引き受けています。
女性が着物を着て生活する美しさを知ってもらいたい
当館は西陣で一番大きな町家です。敷地の中に2つの井戸と6つの庭園があり、狭い間口の京町家をイメージしている方は驚かれます。現在も人が暮らしているため、暮らしのありようを知っていただける「生きた町家」として異彩を放っています。国の登録有形文化財であり、「西陣くらしの美術館」として公開しています。
築130年以上、明治期の典型的な大店の町家です
毎日国内外から多くのお客様をお迎えしています。皆様によりよい体験をしていただくため、私たち自身も勉強して造形を深めるよう努力しています。また、「一期一会」を大切にしながらお客様に接しています。その結果、自分自身が磨かれていくうえ、多くの方に感動して帰っていただけるので、二重の喜びです。
お茶道具や掛け軸などにもこだわり、本物でおもてなしをしています
今日庵(こんにちあん)・不審菴(ふしんあん)界隈 裏千家の茶室・今日庵と、表千家の茶室・不審菴のある界隈には、お茶道具の店など茶道関係の施設が多く、風格ある佇まいの和風建築が軒を連ねます。落ち着いた雰囲気で、散策するのにいい場所です。小川通寺之内にある百々橋の礎石(どどばしのそせき)あたりは応仁の乱の際、激戦地であったといわれています。
いつも着物姿で出勤します
メールのチェック、電話応対、書類整理等を行います
外国人の団体(今日は約20名)が到着。全員に着付けをします
修学旅行生約45名に、しきたりの話をします
伝統文化を守るさまざま活動をしているため、退勤後もやることがたくさんあります
株式会社冨田屋
【上京区】
075-432-6701
◎ スタッフから一言
私たちは、京都の伝統・文化を継承していくことを使命だと考え、東京オリンピックが開催される2020年に向けて、京都の魅力を発信していきたいと思っています。接客には自分で考える力と気働きが大切ですが、試行錯誤を繰り返すうち、自分が豊かになっていくことを実感できます。
年中行事を大切に、暦に合わせてしつらいを変えています